見つめる音の先には

音楽家/バリトン歌手 春日保人のブログ

ヘンデル《メサイア》全曲演奏会

5月18日、佐倉市民音楽ホールにて、ヘンデルメサイア》全曲を指揮致します。

素晴らしいソリスト陣、今回初となる古楽オーケストラに、日本基督教団佐倉教会で練習するメサイア大好き合唱団が歌います。

是非お越しください。

 

佐倉メサイアをうたう会 第6回公演

G.F.ヘンデルメサイア』(全曲)
■ 日 時|2019年05月18日(土)13:00開演
■ 会 場|佐倉市民音楽ホール
■ 出 演|指揮:春日保人

佐倉メサイアバロックオーケストラ
合唱:佐倉メサイアをうたう会
ソプラノ:民秋理 アルト:押見朋子

テノール:辻裕久 バス:青戸知                             

f:id:yasutokasuga:20190325015050j:image

f:id:yasutokasuga:20190325015102j:image

演奏すること × 教えること

現在、演奏活動に加え、教える事が多くなってきました。受験生を始めとする声楽個人レッスン、合唱指導、そして大学での授業。
そこで感じたことは、演奏家でいることと、指導者でいることの関係性です。

最初に結論を述べると、「演奏と指導は両輪である」ということ。

当然といえば当然ですが、このバランスが崩れると、僕の場合どちらもうまくいかなくなるという事に、ここ近年気付きました。

 

最初に声楽のレッスンを始めたのは、おそらく2007年だったと思います。僕が30歳の頃です。当時、まだまだ演奏家駆け出しの僕が指導なんておこがましいと思っていましたが、レッスンを始めると、意外に気付かされる事も多く、レッスンをしながら自分の歌も見つめ直し、生徒と共に自分も成長していきました。
それ以来、毎年1,2名の受験生を教え、これまでに東京藝術大学に7名、日本大学芸術学部に4名、国立音楽大学に2名、千葉大学教育学部に1名と進みました。
現在その生徒の中には、東京藝術大学大学院に2名も進学するほどに成長してくれています。

これまでは演奏をしつつ、傍で受験生のレッスンという形でした。しかし、ここ近年は大学でも教えて始め、レッスンと演奏というバランスに授業というものが加わってきました。
ところが、演奏の比重が減ってくると(大学業務の忙しさもありますが)、指導にも悪影響が出てくることに気づきました。

 

僕の指導法は、言うならば自分を実験体とし、実際の演奏で試したり、感じたことをそのまま伝えるというもの。できあがった経験を基盤としながらも、その惰性で教えるのではなく、常に経験を新鮮なまま(?!)伝えていました。生徒と同じ立場で自分は歌う際にこう感じるんだけど、君の声ではそれをどうすれば感じることができるだろうかという、自分探しが生徒の成長に繋がり、生徒と一緒に探すうちに自分も成長しているという関係性が出来ていました。

しかし、自分の演奏が減ると、指導のアンテナが徐々に鈍っていくように感じました。自分の演奏会やリハーサルの前後は、生徒の声を聴いて、どうしてできないのか、どうやったらできるのか、演奏への姿勢や視点なども研ぎ澄まされていきます。
更には、その指導を経て自分もそれを確認し、出来るようになっていくというように、正に演奏と指導の両輪で、バランスよく前に進んでいくのです。

 

どうしても教育の分野に入っていくと、自分の成長も止まり、実体験の乏しい変な先生チックになっていきます。そうすると、演奏も平凡になるばかりか、実は返って教育にも悪影響を及ぼしていくと思います。

自分の為にも、生徒の為にも、はたまた学生の為にも、常に自分のアンテナを研ぎ澄まし、演奏と指導の両輪をうまく走らせ、生徒と共に高みへ目指していきたいと思いを強めているこの頃です。

ムジカノーヴァ12月号に掲載

8月2日に出演した、ピアノランドフェスティバル2018のレビューが、ムジカノーヴァ12月号に、掲載されました。

f:id:yasutokasuga:20181122005713j:image

原涼子さんの企画で、なんと19回目!

僕は昨年の熊本特別公演にも出演し、樹原涼子さんが僕のために作曲してくれた、親愛なる春日保人に捧ぐ「僕の故郷」を初演致しました。

f:id:yasutokasuga:20181122010357j:image
f:id:yasutokasuga:20181122010353j:image
f:id:yasutokasuga:20181122010349j:image

以前にピアノランドの発表会で、ピアノランドの歌付きの曲を数曲物語調にして歌ったところ、大好評!!

そこでこのたび、「ピアノランド王国物語」として拡大版での演奏となりました。

その他、小原孝さんのピアノでピアソラのチキリン・デ・バタンや、樹原涼子さんとのデュオ「花」、そして合唱も入っての「虹」では指揮をしました。

その様子をムジカノーヴァの記事で伺うことができます。

是非ご覧ください!

f:id:yasutokasuga:20181122010731j:image

出演者全員で

 

 

ムジカノーヴァ 2018年 12 月号 [雑誌] https://www.amazon.co.jp/dp/B07JJ5WHKR/ref=cm_sw_r_cp_api_xny9BbX9TDBJW

「ピアノと歌う 日本の歌曲」レクチャーコンサート

聖徳大学音楽学部の作曲家准教授、小栗克裕先生による新刊「ピアノと歌う 日本の歌曲」のレクチャーコンサートに出演します。

共演はなんと僕の藝大大学院古楽科での恩師、野々下由香里先生。

ヤマハピティナの共催で、定員わずか50名となっております。ご予約はお早めにお願い致します。

f:id:yasutokasuga:20180912212435j:image

f:id:yasutokasuga:20180912211925j:image

ご予約はこちらまで。

http://www.piano.or.jp/seminar/list/smmb_s_info/2016846

108年もの歴史的舞台にて

f:id:yasutokasuga:20180828223725j:image

先日、熊本県山鹿市にある国指定重要文化財「八千代座」で演奏する機会がありました。

八千代座は、参勤交代にも利用された豊前街道沿いに、明治43年、商工業で栄えた山鹿の旦那衆によって建てられた芝居小屋です。

f:id:yasutokasuga:20180828224655j:image
f:id:yasutokasuga:20180828224659j:image
f:id:yasutokasuga:20180828224702j:image

坂東玉三郎も毎年公演し、その1世紀の歴史の中では多くの舞台人が熱演を披露したことでしょう。江戸様式の歌舞伎小屋として「すっぽん」と呼ばれる手動のせりや、廻し舞台など建物的にも興味深いです。

 

そんな歴史的舞台で、母と共に三木稔の歌楽『鶴』と、徳山美奈子の「遣唐使随員の母の歌」を演奏致しました。

f:id:yasutokasuga:20180828225424j:image
f:id:yasutokasuga:20180828225427j:image
f:id:yasutokasuga:20180828225420j:image

九州地区神社保育講習会の講演で、「母と子 親子の絆」をテーマとしたプログラム。母の無償の愛を歌った2曲から、感じ取って頂けたら嬉しいです。

この素敵な舞台に立てることはそうそうないので、ついでに写真家ヒロさんに少し撮影してもらいました。いい記念になったなぁ。

f:id:yasutokasuga:20180828225906j:image
f:id:yasutokasuga:20180828225902j:image
f:id:yasutokasuga:20180828225857j:image