108年もの歴史的舞台にて
先日、熊本県山鹿市にある国指定重要文化財「八千代座」で演奏する機会がありました。
八千代座は、参勤交代にも利用された豊前街道沿いに、明治43年、商工業で栄えた山鹿の旦那衆によって建てられた芝居小屋です。
坂東玉三郎も毎年公演し、その1世紀の歴史の中では多くの舞台人が熱演を披露したことでしょう。江戸様式の歌舞伎小屋として「すっぽん」と呼ばれる手動のせりや、廻し舞台など建物的にも興味深いです。
そんな歴史的舞台で、母と共に三木稔の歌楽『鶴』と、徳山美奈子の「遣唐使随員の母の歌」を演奏致しました。
九州地区神社保育講習会の講演で、「母と子 親子の絆」をテーマとしたプログラム。母の無償の愛を歌った2曲から、感じ取って頂けたら嬉しいです。
この素敵な舞台に立てることはそうそうないので、ついでに写真家ヒロさんに少し撮影してもらいました。いい記念になったなぁ。